恒松祐里
―幼い頃はどんな子供でしたか?
一人っ子なんですけど、お兄ちゃん、お姉ちゃんみたいな存在の猫が2匹いて、その猫たちとこたつで一緒にぐうたら過ごしているインドア派な女の子でした。家族の前でははしゃいでも、外に出ると静かで少し人見知りな感じでした。
―その頃、好きだったことは?
小さい頃から好きなことは今も変わってなくて、ゲームをすることと、猫と昼寝をすることです。小学生の夏休みといえば、二世帯で一緒に暮らしているおばあちゃんのところに行って、猫と一緒に寝てたことしか覚えてないですね(笑)。あと、工作とか絵を描くのも好きだったので、段ボールをたくさん集めて、母と一緒に段ボールハウスを作ったりしてました。
小さい頃
―ご両親はどんな方なのですか?
母は編み物が好きで、すごく自分の世界を持ってる人だと思います。父は絵やアートだったり、クラシックやロック、ジャズとかの音楽が好きで、いろんなことに興味を持っている感性の高い人です。
ーご両親の勧めで、7歳の時にオーディションを受けて合格したそうですね。恒松さんご自身は芸能の世界には興味はなかったんですか?
初めてオーディションを受けた時のことは正直あまり覚えてなくて、いつの間にかこの業界に入ったって感じです。でも、もともとミュージカルや映画を観るのは好きで、事務所に入ってからは、お芝居も楽しんでやってました。
―その後、すぐに「瑠璃の島」で子役でデビューされ、小学生の頃から学校と仕事を両立されてきたのですよね。いかがでしたか?
仕事を始めるようになってからは、お芝居のレッスンで出会った子達と仲良くなって、学校の子達とは学校では仲良くても、プライベートで遊ぶことはあまりなかったように思います。だから普通の小学生のような、友達と自転車に乗って遊びに行く、みたいなことがあまりなかったですね。レッスンのメンバーたちが、私にとっての同級生みたいな感じで、みんなとは今でも仲良しです。
ーお芝居以外に何かレッスンは受けていたんですか?
事務所のダンスレッスンを受けていました。あとは地元のバレエスクールに、4歳の時から14歳まで通いました。体を動かすのが好きだったので、バレエはすごく楽しかったです。
―中学生の頃はどんな日々を送っていました?
中学生になって茶道部に入りました。祖母が趣味で茶道をやっていて、たまに家でお抹茶とかを煎れてくれていたので、学校に茶道部があると知って入ったんです。あと、一足早く高校生向けの演技のレッスンを受けさせてもらえるようになったので、放課後は茶道部か高校生レッスンに行くみたいな、そういう日々でしたね。だんだんとお芝居に関わる時間の方が長くなっていきました。
―高校も同じように芝居に向きあって?
高校は芸能の学校に行ったので、同じような環境にいる友達が多くて、みんなと仕事の話をしたり、一緒にレッスンに行ったり、共演したり、仕事に向き合う時間がより長くなっていったと思います。高校1年生の時に、「くちびるに歌を」という映画に大きな役で出させてもらったのですが、それがすごく大きなターニングポイントになって、そこからオーディションだけでなくオファーされて役を頂けるようになりました。
高校生の頃
―ターニングポイントになったということは、それをきっかけに、ご自身の中で演技に対する意識が変わっていった感じですか?
それまでは小さな役で1日だけの単発のお仕事をいただくことが多かったので、一つの作品ができるまで、たくさんの人が関わって、みんなですごい熱量で作品を作るという、過程がわからなかったんです。だけど、同じ作品に1年くらい関わったことで、そういうことが見えてきて、そこからものづくりの楽しさとかを知って、お芝居がもっと上手くなりたいと思うようになりました。
ーお芝居がもっと上手になるために、実際にどんなことに努力されましたか?
与えられた作品ごとに色々吸収して、失敗から学んでいったと思います。高校卒業後に出演した「虹色デイズ」の飯塚監督に厳しく指導していただいたり、それぞれの作品の監督さんから演出を受けて進化していった感じでしたね。
―ご自身の心に残っている、誰かからもらった言葉とかってありますか?
子役からやっていたからなのかわからないんですけど、小さい頃から人前でいい子でいないととか、綺麗でちゃんとしてなきゃいけないみたいにずっと思っていて、家族の前であまり泣かないようにしたり、なぜか自分を抑え込んでしまっていたんですね。それを解放したいと思っていた頃、お芝居の専門のコーチのレッスンを受けさせてもらう機会があって、その方にもっと自由になって自分を開放した方がいいって、ずっと自分が言ってほしかったことを言ってもらえて。そこからはプライベートでも友達と本音を語り合うようになったり、深い付き合いで人と関われるようになったと思います。それをきっかけに、お芝居がより自由になったというか、演じるというよりも、その時の感情を素直に沸き出せるようになっていったのかなと。それが19歳の頃でした。
―昨年は、映画「凪待ち」で、おおさかシネマフェスティバル2020の新人女優賞を受賞されましたね。どんなお気持ちでしたか?
嬉しかったです。そうやって形としていただけるのはすごく光栄なことだと思いますし、見てくれている人がいるんだっていうのが、より実感できて、頑張ろうって思えました。
新人女優賞のトロフィーと
―そして、あの「全裸監督」のシーズン2に、新たなヒロイン役としてご出演されるということで、出演が決まった時の感想をお聞かせください。
オファーをいただいた時はすごくびっくりして、正直「なんで私なんだろう?」と思いました。でも脚本を読ませていただいて、私が演じる役の乃木真梨子は、村西にとってのミューズである黒木香とは違った、包容力や優しさ、愛を体現する役柄なんだと知って、なるほどと思えて。迷いはたくさんありましたけど、その後の面談で武総監督と後藤監督とお話をして、覚悟を決めてやらせていただくことにしました。
―やはり覚悟のいる役でしたか?
覚悟というか、ラブシーンがあるので、どうしようかなと思いました。以前にもそういう仕事の話はいただいたことはあったんですけど、結局ご縁がなくてやってなくて。その度に家族にも相談していて、アートが好きな家族なので、挑戦的でいいと思うって、今回も賛成してくれました。私自身は、脱ぐことに対しての抵抗はなかったですけど、いつか結婚して、子供ができて、私ひとりの人生じゃなくなった時に、この作品に出たことがどう影響してしまうんだろうって思うと、すごく考えてしまって。でも、コロナ禍で何が起こるかわからない中で、挑戦できることをしないのはもったいないと思ったのと、台本を読んで私に表現できることが何かあるかもしれないと思えた役だったので、引き受けました。
―役作りにおいて注力したことや気をつけたことなど教えてください。
制作の方たちから、モデルとなった実際の乃木真梨子さんの昔のインタビュー記事や映像、彼女が出演していた作品など、たくさんの資料をいただいていたので、インタビューシーンで見た乃木さんの喋り方とかは意識しつつ、自分なりにどう演じていくかを考えていきました。女性の美しさを意識しながらも、強さや野望を持っているような、そこのバランスをどう取るかを監督たちと相談しながら決めていきました。
ー実際に演じてみて、感じたことや学んだことは何かありましたか?
自分が演じている時はいつも通りお芝居している感じでしたけど、他のキャストの皆さんのお芝居がすごく素敵で圧巻でした。特に後半のシーンで、村西が、たくさんの借金をしてスタッフや女優たちに弁解をするシーンがあるんですけど、謝らなきゃいけないはずなのに開き直って、一人で喋り続けるというシーンで、台本通りではない山田さんご自身のアドリブの言葉の方が多くて、これは役になりきれないとできないことだなぁと思って感動しました。間近で見れて、いい経験をしたと思います。
ーあの強烈なパワーは、画面を通してでも、ものすごく伝わってきました。他にも、キャストの方々との思い出や、撮影を通して印象的な出来事などあれば教えてください。
コロナ禍での撮影でしたけど、みんな注意しながらも仲良く演じていて、すごく有意義な現場で、撮影がすごい押すとか、そういうこともなく、ゆったりと余裕を持って撮影できていました。シーズン1から継続してやられてるスタッフの方も多くて、撮影で緊張するシーンもたくさんありましたけど、安心して身を任せられたというか、すごく居心地のいい現場でしたし、楽しかったですね。(伊藤)沙莉ちゃんや、(柄本)時生くんとかとずっとおしゃべりしたり、山田さんと喋ることはあまりなかったんですけど、撮影の時期が山田さんがミュージカルに出演する少し前の頃で、私はミュージカルがすごく好きなのでミュージカルの話とかをしました。
ー恒松さんご自身の中で特に心に残っているシーンはありますか?
終盤で、村西と乃木二人の会話があるのですが、運命とか愛を感じるすごいいいシーンなので、それが一番のお気に入りですね。
―観る人にはどんなことを期待して欲しいですか?
今までは元気でハキハキした役が多かったんですけど、今回はすごく女性らしい、したたかな一面が出せていると思いますし、いろんな顔が見せられたと思います。新たな私を発見できる作品かなと思うので、楽しみにしていただけたら嬉しいです。
―そして、朝ドラ「おかえりモネ」では、百音の同級生、野村明日美役としてご出演されますね。撮影の方はいかがですか?
すごい楽しいです。私が演じている野村明日美ちゃん、通称スーちゃんはとってもいい子で、演じていてすごく楽しいんです。とにかく素直で思ったことを言う、優しくてムードメーカーな役でもあるので、パワーも使うんですけど、そのパワーの使い方が心地良いというか、すごく楽しくお芝居させていただいてます。
―朝ドラのレギュラーキャストになるのは、小さい頃からの目標で、オーディションに合格して本当に嬉しいとおっしゃっていましたね。
最初はリモートオーディションで、台本をもらった時から、絶対にこの役をやりたいって思って。私が演じたら絶対ハッピーになれるし、楽しいし、それを観ている方にも伝えられる気がしたんです。これは絶対に受かりたいなと思いながら、1次、2次と進んでいって、電話で合格したことを告げられた時は、嬉しかったのと、受かる気がしてたと思ったのと半々でした。想いが強い役というか、受かる気がする時って本当に受かることが結構多いんですよね。引き寄せ合っているというか。今回もそう感じていたので、すごく嬉しかったです。
―オーディションは今までたくさん受けてきて、受かるかどうかわからないけど、挑戦している感じがすごくワクワクすると、あるインタビューでおっしゃっていましたが、今でも楽しいですか?
オーディションを受ける機会は昔よりかなり減りましたけど、オーディションって何をやってもいいというか、自分で演出をして役を作って、一回だけの芝居に全てをかけるという一発勝負的なところがすごく刺激的で楽しいなと思います。
―恒松さんなりの、「おかえりモネ」の見て欲しいポイントを教えてください。
震災後の東北が描かれた、すごく丁寧に物語が紡がれている作品です。清原果耶さん演じる百音が悩みながらもいろんな人たちと出会って少しずつ成長していって、明日美ちゃんも同じように悩みながら、一緒に同級生たちと成長していって、過去を乗り越えて未来に進んでいく様子がすごく鮮やかに描かれていると思うので、同級生チームのお芝居に注目していただけたらと思います。
―では、女優として、役作りや演技する時に大切にしていることは?
役作りの時は、その役の過去や人生がどんなだったとか、台詞を言う前までの気持ちとかを考えて、自分の中で作るようにしてます。演じる時に大切にしてることは、作品によって変わります。映画だったらその場にいて素直に反応したりして、役をより意識するし、ドラマだったらカメラワークでこう見えた方が面白そうとか、このテンポ感で喋ったほうがもっと伝わりそうとか、観る人のことをより意識しますね。
―演技において、思うようにいかないとか、壁にぶち当たることはありますか?そういう時はどうしますか?
昔は泣く演技がすごく苦手でしたけど、今は昔より感情に素直になったので、できるようになってきたとは思います。思うようにいかない時って、先ほど言ったような、役の過去を考えたり、その台詞を言う前にどんなことを思っていたのかとかを考える準備が足りていない時だと思うんで、そういった準備は欠かさずして、思うようにいかないことを減らしていけるようにしたいなと思っています。
―今後共演してみたい方などいますか?
素敵な俳優さんがたくさんいるので、どなたと共演できてもとても光栄なんですけど、もう一回集まりたいと思う人たちで言うと、 「くちびるに歌を」で共演したメンバーですね。中にはもう辞めてしまった子もいますが、30歳になったら続編を作りたいねってみんなで話してて。叶うかどうか分からないですけど、私にとって家族みたいな存在ですし、みんなでまたお仕事したいなって思います。
―では、恒松さんにとって理想の女性像は?
自分の好きなことをしている人はイキイキしてるなって思います。好きなものを身につけて、好きな言葉を選んで、好きな所に行って、好きな人と一緒にいて、っていう人が一番イキイキしてるし、すごく美しいと思います。
―憧れや尊敬する人はいますか?
私のおばあちゃん。いろんな本を読んだり、ドラマを観たり、情報収集するのが好きで、いろんなことにアンテナを張っていて。お洒落もしていて、生活を大切にしている人だなと思います。
―普段から習慣にしていることはありますか?
小さい頃から毎晩寝る前に、神様と仏様に、「今日も一日みんなが無事に過ごせました、明日もみんなが無事に暮らせますように」っていうお願い事をしています。22歳になった今でもやっているのは不思議がられるかもしれないですけど、寝る前に目を瞑って手を合わせて、亡くなったひいおじいちゃん、ひいおばあちゃんとか、おじいちゃんや猫たちのことを思ってお祈りするんです。毎回いろんな人の名前を読んでいるので、私がおばあちゃんにやるまでやったら、どんどん人数が増えていって一生寝られないんじゃないかって思うので、あまり長くならないことを願ってます(笑)。
ー神仏を信じるのは、ご両親かおばあちゃんの教えですか?
どうなんですかね。でも、小さい頃からあみだくじを引く時とかにも、神様に祈ったりしてました。誰の教えでもないんですけど、すごい神頼みしがちというか、オーディションの時とかも受かりますようにってお願いしたり、神社に行ったりとか。多分、そういうことをすると、少しでも願いが叶うのかなって信じているんだと思います。
―趣味やハマっていることなどはありますか?最近スケボーを始めたと聞きましたが。
スケボーというか、“ペニー”なんですけど、やりたいと思いつつも、足を出す役が多くて、あざができてしまうと大変なので結局できてないです。今はインドアに戻って、ゼルダの伝説とあつ森をするのにハマってます。あとは、昔から海外ドラマを観るのが好きで、今はアマゾンプライムの「THIS IS US」という作品を観ています。海外ドラマのコラムを2ヶ月に一回書かせていただいているので、それのネタ収集プラス、自分の好きなものを観たりしてます。
―自分のしていることで世界が変えられるとしたら、それはどんなことだと思いますか?
この間「タイトル、拒絶」という映画で、女性の痛みを体現する役柄をやったんですけど、この作品を観て、昔の自分を見てるみたいで泣いたとか、一人じゃないと思えたとか言ってくださる方がいました。そういう風に、人を勇気づけられたり、一人じゃないと思ってもらえるような存在になりたいなと思ってます。いい作品とかいい役柄に出会うことで、誰かの心を動かせるかもしれないですし、たった一人でもそういう方がいてくれたらいいなと思います。
―それでは、恒松さんにとってチャンスとはなんだと思いますか?チャンスと聞いて思い浮かべることは?
いろんなチャンスがありますけど、もともと自分の中にあるものや経験したこと、感じた感情だったりを出し切るというか、絞り出さなきゃいけない瞬間ですかね。今までの自分の集大成を見せる時がチャンスなんじゃないかなと思います。
―では、成功とはなんですか?
幸せでいることが結局は成功なんじゃないですかね。家族とか周りの人が幸せでいてくれたら、その人生は成功なんじゃないかなと思います。何もしないでも幸せだと思いますけど、挑戦することでより幸せになれるんだったら、それはもっと成功かもしれないので、挑戦は続けていった方がいいのかなと思います。
―成功する人としない人の違いはどこにあると思いますか?
自分を信じるか、信じないかだと思いますね。結局成功する人って、自分がこうかなと思ったことを行動した人だと思うんです。成功しなかった人は、もしかしたら自分はこっちかもって思っても、自分を信じきれなくて逆の方向に行ってしまったりとか、他の人の意見に流されてしまったりしたからなのかなと思うので、最後まで自分を貫き通した人っていうのは、たとえ後悔していたとしても成功してるのかなと思いますね。
―3、5、10年後の自分はどうなっていると思いますか?
3年後は、今回の「全裸監督」の作品に出演したことで皆さんにも更に知っていただいて、もっと面白い役ができたらいいなと思います。舞台はまだ1回しか経験してなくて本当に初心者なので、経験して学んでいきたいなって思います。5年後は、いつもお世話になっているスタッフさんと写真集を海外ロケで撮れたらいいなと思ってます。10年後は、女優さんをしながらデザインしたり何かものづくりをしたり、お芝居の演出とかも、できるか分からないですけど、いろんなことをやってたいなって思います。
―他に、夢や挑戦してみたいことはありますか?
1番の大きな夢は、家のリフォームを私がすることです。小さい頃から家族に「祐里は大女優になって家をリフォームしてね」って言われていたので。40歳までには実現して、私もそこに住みたいですね。女優としての大きな夢は特にないですけど、小さな夢はいろんな作品に出て、実力を高めていくこと。あと、最近明るい役が多くて暗い役が少なかったので、そろそろ陰の役をやりたいなっていうのはありますね。感情をため込んで繊細に表現するのを久々にやりたいなと。でも、やった後はしばらくはやりたくなくなるんでしょうけど(笑)。
「全裸監督 シーズン2」
山田孝之を主演に迎え《放送禁止のパイオニア》として時代の寵児となった村西とおると仲間たちの狂乱を描いた Netflixオリジナルシリーズ「全裸監督 シーズン2」が、6月24日より独占配信スタート!
Netflixオリジナルシリーズとして製作され、大胆かつ挑戦的な内容で社会現象を巻き起こした大ヒットドラマ「全裸監督」に待望のシーズン2。
アダルトビデオ黎明期を席巻した業界の風雲児、村西とおるの半生をベースに、破天荒でアグレッシブな村西の底辺からの成り上がりを描いたシーズン1から一転。時代はバブルが崩壊する1990年代に突入し、我が世の春を謳歌していた村西の次なる冒険と転落をパワフルに描き出す。
主演はもちろんシーズン1でエネルギッシュなカリスマ性を存分に発揮した山田孝之。シーズン2では「エロを空から降らせる」という早すぎた夢の実現に乗り出し、やがて時代から見捨てられていく男の妄執を演じ切る。シーズン1とは別種の孤独と狂気をはらんだ凄まじい怪演に、見る者は言葉を失うに違いない。果たして村西とおるとは、日本のエロスを牽引し新時代を切り開いた革命児なのか? はたまた周囲を犠牲にして無謀な賭けに突き進んだ救いようのないエゴイストか? 「全裸監督」が投げかける大いなる問いを、さらにパワーアップし深みを増したシーズン2で“村西軍団”と一緒に探求していただきたい。