クリエイター達のスペシャルインタビュー。コロナウイルスの影響で受けた打撃や今後の業界の変化、気づいた大切なこと Part 6
2020/05/15
HIGHFLYERSの過去の出演者に、新型コロナウイルスを通して感じたことなどを聞いたスペシャルインタビューPart 6。今回は、ロックバンド、パノラマパナマタウンのボーカル/ギターの岩渕想太、淑徳大学准教授の郷堀ヨゼフ、踊絵師/現代アーティストの神田さおりに話を聞いた。
■ 岩渕想太 パノラマパナマタウン ボーカル/ギター
―最近はどんなことをして日々を送っていますか?
曲作り、体幹トレーニング、読書、映画鑑賞など、細かく時間割を決めて、毎日それ通りに動いています。
―人との接触ができない中、オンラインでしている活動があれば教えてください。
楽曲制作の過程を、お客さんと共有していく番組「PPT Online Studio」をYouTube Liveで始めました。週一の放送(毎週火曜21時)で、普段見ることのできない制作の裏側を見せられたらいいなと思っています。
―あなたが携わっている業界はどのような打撃を受けていますか?
ライブを行えないという点で、大きな打撃を受けています。私たちも、4月5日に日比谷野外大音楽堂にて開催予定だった自主企画が一つ中止になりました。その後行うはずだったライブも、いくつかキャンセルせざるを得なくなっており、歯痒い状態が続いています。
―その業界は今後どのように変わっていくと思いますか?
もしこの状況が続くのであれば、寄付やクラウドファンディングには限界があるし(もちろん必要なことだと思いますが)、新しいシステムを構築する必要があると思います。例えば、オンラインでライブをし、そのチケットを販売できるようにするとか。先日、リモートでレコーディングを終えましたが、こういった形態も増えていくと思います。私たちバンドとしても、この状況下でやれることを模索し続けています。
―コロナを通して気づいた大事なことはありましたか?
インドアで、一人が好きだと思ってたけど、こんなにも人と会わないと息が詰まるということ。コミュニケーションは、オンラインでは代替できないということ。
―自分と向き合う時間が長いと、自分がどんなことが好きなのかわかるようになると思いますが、新たに知った自分について何かあれば教えてください。
自分の好きなものに再び向き合うチャンスだと思い、昔好きだったアルバムを聴き直したり、映画を観直したりすることが多いです。そんな中、新しく読んでハッとしたのはサリンジャーの著作です。片っ端から読んでますが、学生の頃に出会っておけば良かったと思うばかりです。
―コロナが落ち着いたらやりたいこと、挑戦してみたいことは?
思いっきりライブして、大声で歌って、大好きな店でお酒を飲みたいです。そして、中止になった日比谷野外大音楽堂でのライブ、リベンジしたいなぁ。
―最後に、読者に向けて一言メッセージをください。
ウイルスに対して、「殺す」とか「打ち勝つ」とか「戦い」とか危なっかしい言葉が溢れていますが、言葉に惑わされすぎず、引っ張られすぎず、一人一人の時間を生きていけたらいいなと思います。この期間にあった色んな怒りは、流行にしないで、無駄にしないで、ここだって時にそれぞれのやり方で放ちましょう。
岩渕想太 過去の記事はこちらより
■郷堀ヨゼフ 淑徳大学准教授
―最近はどんなことをして日々を送っていますか?
緊急事態宣言を受けて、在宅勤務に切り替わったので、基本的には家でパソコンの前に座って仕事をしています。幸い(と言って良いかわかりませんが)子どもたちの休校も2ヵ月以上続いていたので、子どもたちと一緒に遊んだり、裏山で沢登りや山菜採りをしたりして楽しく過ごしています。街へはほとんど行かず、田舎にある家で過ごしていますので、改めて田舎の良さと強さを実感しました。感染リスクが低く、お米も美味しいし、水も野菜もなんでもあります。ロックダウンになっても、ここなら安心して暮らせます。
―人との接触ができない中、オンラインでしている活動があれば教えてください。
以前から、ヨーロッパにいる友人や親戚、そして、何よりもチェコへ留学中の長男とオンラインでやり取りをしていましたし、仕事でも、各国にいるカウンターパートと研究会議やWebinarをたくさん行ってきましたので、オンラインでの活動そのものにだいぶ慣れています。しかし、今は、ほぼ全てがオンラインになってしまいましたね。会議も授業も。Zoomを使って、資料やスライド、ホワイトボードなどを共有できたり、学生もオンラインですぐにいろいろ調べ出したりして、意外と盛り上がったりします。一方、受講生が多い場合、学生の反応がすぐわからないことやディスカッションなどが全くできないことも多々あります。また、仕事ではありませんが、つい最近、zoom飲み会にも初めて挑戦しましたが、思ったより楽しいひと時でした。この場にいなくても、いい仲間というのは大事ですね。
―あなたが携わっている業界はどのような打撃を受けていますか?
大きく分けて教育と医療福祉のふたつの業界に関わっていますが、いずれも、大きな打撃を受けていますね。教育は、先ほども言ったように、今、ほとんどオンライン授業に切り替わっています。大学のご年配の先生方でもグーグルフォームやらドライブやらzoomでの授業に挑戦しています。そして、多くの学生はパソコンを持っていない、通信環境が整っていない現実も見えてきました。課題を抱えながらも質の高い学習ができるように、大学で日々、みんなで努力しています。驚いたのは日本の小中校です。これだけ長い休校が続いているにも関わらず、オンライン授業を始めようとしません。例外はもちろんありますが。プリントを配って回収したり、電話で様子を確認、というまるで前世紀のような対応というのは、世界的にも珍しいと思います。長男がいるチェコでは休校初日からオンライン授業が始まって、毎日のようにzoomやスカイプで授業を受けたり、オンラインでテストをしたり学習したりしています。もちろん、パソコンがない家庭やネットへのアクセスがないという子どもはどこの国にもいますが、そのような子どもたちのケアを考えればいいことだけであって、言い訳にもなりません。いち早く休校を決めて、子どもたちの活動や外出を制限したこと、そしてその間、教育や文化・スポーツ活動において充分な対応してこなかった日本の政府・行政が子どもの存在、子どもの人権をとても軽く見ていると言わざるを得ないと思います。
そして二つ目の分野である医療福祉では、言うまでもなく、コロナの負担が重くのしかかっています。検査数を増やすか否かの議論は今も続いていますが、PCRのみならず、抗体検査をいち早く実施していけば、もっと有効な対策ができ、感染の状況をもっと正確に把握できたことは、他国の多くの事例で明らかになっています。今は、面会や実習はもちろんのこと、医療福祉の現場には様々な制限がかかっていますが、私が一番驚いたのは、医療福祉従事者への差別やスティグマなどです。イタリアでは医療チームを拍手で迎えたり、カナダではアイスホッケーのスティックを毎晩鳴らしたりして、医療従事者へのエールを送ります。日本は看護師のお子さんの登園を拒んだり、陽性患者が入院していることを一生懸命隠したりして、まったく逆の反応が見られます。日本でも、ぜひ医療福祉従事者を応援しようということで、自分が所属している日本仏教看護・ビハーラ学会で「ありがとうの花束」というキャンペーンを立ち上げています。
―その業界は今後どのように変わっていくと思いますか?
教育はオンライン授業を取り入れたり、もっと多様な、そしてもっと柔軟な対応が求められるでしょう。文科省の縛りを少し緩くして、深呼吸できるといいでしょうね。そもそも、今回、文科省や教育委員会といった組織の対応の遅さ、そして固さが露わになったと思います。共通の目標を定めて(例えば小学校を卒業できる条件や高校に入るための条件)、それに向けて、多様なアプローチをし、もっと自由な学習方法を展開していけばと思います。今の日本の教育は、建前は「みんな違ってみんないい」と教えていますが、実際の教育の在り方は「みんな同じじゃなきゃダメ」です。これをまず変えていく必要があります。
医療福祉について、日本のケアの高いスタンダードが今回も確認できたと思います。もちろんマスクを使用することや行動自粛などの市民一人ひとりの対応も大きかったのですが、医療福祉従事者のおかげで、イタリアやアメリカのように大変なことになりませんでした。本当にに大きな声で「ありがとう!」と言いたいです。一方、感染や疾病については、多くの誤解や情報不足が見えてきました。今後、医療者と患者や福祉士と利用者の距離を縮めて、もっともっと情報を共有して、ともに行動することが求められることでしょう。
―コロナを通して気づいた大事なことはありましたか?
ここ数年取り組んでいる仏教と社会福祉に関する研究にはすでに大きなヒントが隠されていたような気がします。アジアの多くの仏教国では、人間だけではなく、動植物も、死者という目に見えない存在も「社会」の中に入っています。そして、当然ながら、これらは社会福祉の対象になり得るわけです。今回のコロナ禍をきっかけに、人間が行動を自粛すると、周りの自然にいい影響が出てくることが確認できましたね。この地球は人間だけのために存在するものではありません。私たち人間は、地球のほかの住民をもっと意識して、自然を共存できるモデルを本気で探さなければならないと改めて実感しました。
そして、ウイルスというものは、この自然界の中に存在するものです。この世から簡単に消え去ることはありません。私たち人間は、自然と共存し、病気とウイルスと共に生きていくしかない、というところに多くの人が今回気づいたのではないでしょうか。目に見えないほど小さなウイルスは人類の動きを止めたのと同じように、自然の力は計り知れないと思います。人間は自然の一部です。変な対立ではなく、仲良く共にいきていく、という新たなモデルを探求していきたいですね。
―自分と向き合う時間が長いと、自分がどんなことが好きなのかわかるようになると思いますが、新たに知った自分について何かあれば教えてください。
子どもの頃から物語が好きでしたが、ここ数年仕事で忙しくしていて、論文や資料ばかり読んでいました。パートナーと子どもたちと一緒に映画を観たり、お互い読んだ本の話をしたりして、様々なストーリーの主人公たちで我が家が賑やかになりました。最近、自分のことや周りの人々のことを数字や指標、学歴や職位、または地位で表したりしていますが、私たちの人生もひとつの物語です。もっと一人ひとりの物語を意識して生きたいですね。
―コロナが落ち着いたらやりたいこと、挑戦してみたいことは?
やはり、アイスホッケーですかね(笑)。仲間や子どもたちと一緒に、楽しく氷の上でプレーしたいですね。観戦でもいいので、突然終わってしまった今シーズンの喪失感(笑)がまだまだ響いています。
―最後に、読者に向けて一言メッセージをください。
今回のコロナのような脅威は今後も現れてくると思います。そこまでいかなくても、日常生活ではストレスやら負担やらいろいろと大変なことがたくさんあると思います。たまに肩の力を抜いて、笑えればいいと思います。テレビで面白い番組を観て、芸人のお笑いに爆笑するのもいいのですが、自分たちで自分たちを笑わせることも大事です。今、チェコやイタリアなどでコロナジョークが数えきれないほど流れています。大ピンチでも、笑えれば、少し楽になります。
郷堀ヨゼフ 過去の記事はこちらより
■神田さおり 踊絵師/現代アーティスト
―最近はどんなことをして日々を送っていますか?
何気ない暮らしを愛で愛でしながら、これまでを振り返ったり、「これから先どう生きていきたい?」というインナービジョンと向き合ったりしています。これまではライブ出演など外に向けた活動がメインで、日々アウトプットにエネルギーを注いできたけど、今は家で自分の内と静かに向き合う時間が沢山あって、生活の中で作品と共に過ごすこと、家にアートがあることの良さを自分自身が改めて味わっています。
大きなアートをリビングの真ん中にドン!と飾るために、家具を思い切って大処分したりカーテンを新調したりして、模様替えを楽しんでます。どんなに片付けてもあっという間に子供のおもちゃが襲ってきますが(笑。幼稚園が休みなので)。花や野菜の苗を植えたりと、庭を愛でる楽しさも知りました。今までは、あまり構っていなかっただけに、手をかけた庭の可愛さはたまらないですいいもんだなと感じています。庭でご飯を食べたり、子供と庭にいる虫を観察したり、泥んこ遊びしたり。そういう時間がとっても魂に沁みている。オンライン飲み会は1、2回参加したくらいで あんまりやってないです。それより、発掘した好きな音楽を仲間に送り合いっこしたりとか、それを聴きながら屋上で朝日と踊ったり、そんなことを楽しんでます。
あとは、最近自分の大きな絵の前でストレッチしたり、ワークアウトするのにハマってます。アートのパワーを浴びてやるのは、めっちゃ気持ちいいです。#WorkOutWithMyArt というハッシュタグをつけてその様子をインスタに上げてるんですが、その投稿に触発されて、NYのアーティストが「自分もトレーニング頑張る」って実況を送ってきてくれたりして、何か新たな始まりを感じます。After CORONA BODYが今までで一番動ける身体でありたいなと思います。ただ、家での時間が多い分、オンラインでの取り組みに奔走しまくる日々でもあり、そう意味では、この3、4、5月はめちゃくちゃ忙しかったとも言えます。新しいことに挑みまくって一生懸命全力疾走してた感じでした。
―人との接触ができない中、オンラインでしている活動があれば教えてください。
ライブ配信企画の「踊絵師HOMEPARTY」をシリーズで開催しています。ライブ配信に関しては2月末に天啓のようにアイディアが降りてきて、絶対やったほうが良いと感じてすぐ動きました。その頃は今程まだ外出自粛要請も緊迫していなかったのだけど、何か突き動かされるものがありました。直接会えない中でも、お互いのホームパーティーが響き和えたら素敵だなと思って企画を立ち上げました。内容は毎回1組音楽アーティストをゲストに招いて遠隔セッションして、一枚の絵を描きあげるというものです。観てくれてるみんなもコメントで「〇〇呑みながら観てまーす」とか、「NYから観てます」とか繋がってくれて、すごく嬉しいです。離れていても、嬉しい気持ちを分かち合えるってすごく大切だと痛感しています。
最初は配信企画を自分がやっていいのかな、なんて気恥ずかしい気持ちがあったけど、いざやってみるとCD HATA、 DJ Yumii、Reo Matsumoto、AYERと音楽アーティスト仲間が「一緒にやるよ〜!」とどんどん手を挙げてくれました。状況がどうあれ、工夫してやったろう!っていう仲間が沢山いてくれて本当に嬉しいです。この間は「踊絵師HOMEPARTY」vol.04にて、KIDS SPECIALをやったのですが幼稚園の仲間たち含めて各地の子供達が、配信を観ながら一緒に踊りながら絵を描いてくれて、最高にあったかい場になりました。まだ技術的に慣れないことだらけで、遠隔セッションするための色んな手法を試してる最中って感じだけれど、今この瞬間にポジティブなエネルギーを分かち合える事が何より大切だから、クオリティーは回を重ねて上げていきたいと思っています。
面白いのは、現場は家なのに本番前に集中を高める感覚、自宅のお風呂に入りつつ「10分後本番だ…」ってピーンと気合いを入れている感じです。オンラインでも良い緊張感がありまして、超プライベートな場から世界に向けたライブを発信するというコントラストがドキドキします。生の現場とオンラインと確かに違いは山ほどあるけど、一人のアーティストとしてエネルギーを届けるという意味では一緒だと思っています。同時に、ライブ配信にはむしろリアルな生き様が出るんだと感じています。ありのままのエネルギーというか、極限まで飾りを取っ払った本当の熱みたいなものが、むしろ浮き彫りになる。それを応援してくれる人の光の強さも浮き彫りになって、ますますファミリー感が増すような気がします。結束力が増すというか。世界各地に離れていても、その瞬間ぎゅっと同じことに集中してる感覚が面白いし、喜んでアガってくれてるのをみんなで共有できるのが嬉しいし、感じる能力が研がれるというか、その最中に生まれた絵が自分としても愛しくて。「元気をもらいました!」と完成作品をオンラインで購入してくれる方も現れたりと、新しいアーティストの生き方の一つかなとも思っています。
その他は、作品「 LIGHT 」のジークレープリントをリリースし、オンライン販売を開始しました。この作品は2019年5月4日に開催された、Shpongle / U.S.A RED ROCKS 野外コンサート” THE GARDEN OF UNEARTHLY DELIGHTS ” にて総勢1万人を超えるオーディエンスの熱狂の最中、踊絵師 / SAORI KANDAのライブパフォーマンスによって描かれたものです。あの日の記憶を辿ると、内側からポジティブで優しいエネルギーが溢れ出てきます。「光は永遠に消えない」そんな想いを込めて、この絵を届けたい!と強く思いリリースしました。
また、”疫病退散”の願いを込めて、アマビエ様の絵を描き上げTシャツやステッカーなどのアートグッズもオンラインで販売を始めました。オンライン販売を挑戦してとても嬉しいのが、収入をサポートしてもらえることはもちろんですが何より購入してくれた皆さんが、日本全国から国外からも「備考」欄にあったかいメッセージを添えてくれることです。「一緒に頑張ろうー!」というエネルギーをたくさん頂いて、本当に励ましてもらっています。アマビエTシャツを着てくれている写真をみんな送ってくれたり、嬉しい気持ちや光をぐるぐる回しあっている感じです。
現在は東京都の「アートにエールを!」プロジェクトに応募するための映像作品を製作中です。映像編集だけでなく、音楽家仲間と遠隔でやり取りしながら音源製作をしています。これをいい機会にと、宅録機材を揃えて、ずっとやりたかった歌録りをはじめました。完成が楽しみです。
―あなたが携わっている業界はどのような打撃を受けていますか?
2月頭に決まっていた飛騨高山市文化芸術祭フィナーレ舞台という大規模な公演が中止となりました。関係者一同、長く力を入れて取り組んできたことだったのでとても残念でした。また、3月、4月に決まっていた現代アート展示会、百貨店とのコラボパフォーマンス企画、5月に予定していた個展の開催、7月に予定していた与論島・月酔祭も中止となりました。現代アートの展示会やパフォーミングアートの舞台など中止を余儀なくされています。
―その業界は今後どのように変わっていくと思いますか?
オンラインでいかに展開していくかの過渡期だと思います。単に作品をオンライン販売するだけでなくいかに絆を深めるコミュニケーションコミュニティーとして魅力的に成長していけるかが鍵だと思います。オンラインサロンの様な切り口での取り組みを早くから行っているところは強いと思います。
―コロナを通して気づいた大事なことはありましたか?
こんな時期だからこそポジティブなエネルギーを発信することは、これまでよりも更に必要になってくると本能的に感じています。プライベートな関係、仕事関係へだたりなく愛を全ての最優先において生きること。アーティストとして、人としての真価を問われていると思います。愛しい気持ち、光を分かち合える存在を、これまで以上に大切にしたいという想いが強くなっています。そこにストイックになりますね。合わない、必要ないものはどんどん手放してます。
―自分と向き合う時間が長いと、自分がどんなことが好きなのかわかるようになると思いますが、新たに知った自分について何かあれば教えてください。
ライブ配信にしても、グッズ販売にしても、宅録音楽製作にしても、コロナ以前は挑戦に踏み切っていませんでした。やりたいと思っていることは、ジャンル分けや他人の評価など関係なくやったほうが絶対人生楽しいし、自分の道がさらに開けて面白くなる。「変化し続けるってことだけが、変わらない」。ますます、SAORI KANDAという生き方を楽しんでいきたいと思います。
―コロナが落ち着いたらやりたいこと、挑戦してみたいことは?
コロナ期間の体験を作品に落とし込んで”LIGHT”をテーマとした個展&パーティーを開催したい。世界中の仲間に会いに旅して、光を届けたい。満月の海で仲間と踊りたい。
―最後に、読者に向けて一言メッセージをください。
最後まで読んでくださった皆さん、ありがとうございます。この困難の時期をなんとか工夫して、励ましあって乗り越えましょう。“どんな闇にも必ず光が蘇ることを信じて ” LOVE & LIGHT, XXX
神田さおり 過去の記事はこちらより