ON COME UP
#28 | Aug 9, 2017

両親の強力な影響のもと、シュタイナー教育を経験。弱冠20歳の次世代俳優が持つ「いいね!」の承認欲求に負けない価値観とは

Text: Yukiji Yokoyama / Photo: Atsuko Tanaka / Photo Retouch: Koto Nagai

未来に向かって躍動する人たちをインタビューする“ON COME UP”。第29回のゲストは、俳優の村上虹郎さん。歌手のUAと俳優の村上淳を両親に持つ彼は、2014年の『2つ目の窓』(河瀨直美監督)以来、『忘れないと誓ったぼくがいた』(堀江慶監督)、『ディストラクション・ベイビーズ』(真利子哲也監督)などの話題作で、若手ながら着実にキャリアを重ねてきた。2017年に入り、タッグを切望していた熊切和嘉監督の『武曲 MUKOKU』では、今までの受けの演技から内なるエネルギーを一気に放つ役どころを演じ、新境地を開いた。さらに9月1日からは、2年ぶりとなる主演映画が公開される。『二度めの夏、二度と会えない君』(中西健二監督)では、不治の病に冒された女子学生とのひと夏の思い出を、タイムリープすることでやり直す高校生の篠原智役を熱演した。また、現在放映中のドラマ『デッドストック~未知への挑戦』(テレビ東京)のほか、『AMY SAID』、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』と公開映画が待機する虹郎さんに、両親、死生観、シュタイナー教育、「いいね!」の承認欲求に負けない価値観について話を聞いた。
PROFILE

俳優村上虹郎 / Nijiro Murakami

むらかみ・にじろう/1997年3月17日生まれ、東京都出身。14年、映画『2つ目の窓』で俳優デビュー。ドラマ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『仰げば尊し』、映画『ディストラクション・ベイビーズ』『夏美のホタル』『武曲 MUKOKU』などに出演。9月23日より、映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』9月30日より、『AMY SAID』が公開。

村上虹郎

小さい頃はどんな子供でしたか?

すごく優しい子で、おしゃべりな子だったと聞いています。うんと小さい頃はとにかく言葉が遅かったそうで、母(*)が「この子は話せないのかな」と思った矢先に、急に一気にしゃべり出したそうです。よっぽど体に言葉が溜まっていたみたいで(笑)。「虹郎は口から生まれたんじゃないか」と、よく言われています。
*母=歌手のUA。

愛されて育ってきたのですね。

両親(*)や祖母は、とても愛が深い人たちなんです。彼らに見守られながら愛されて育ったので、僕自身、根は優しいと思っています。でも人からたくさんの愛情を受けすぎると、どうも僕は天邪鬼になってしまって、愛を仇にして返したくなってしまうんです(笑)。「自分なんかのために、どうして何でもしてくれるんだよ!」と自分でも説明のつかないふつふつとした感情があって。親からの大きな愛情に、恥ずかしがっていたのかもしれません。自分の親ですから、僕にいろいろしてくれるのは当たり前ですが。
*両親=歌手のUAと俳優の村上淳。

反抗期を迎えたのですか?

反抗期の時はまた別の感情がありました。今はもう、親子ですから相手に構うのはお互い様だと思っていますし、楽しい親子関係になっているので、笑って話せますが、当時は神経が過敏になっていました。思春期の僕は母に対して「もう俺に構うな!」という態度をとっていましたね。

中学2年生まで、シュタイナー教育(*)の学校に通われていましたね。

シュタイナー学園というところです。初めは幼稚園と小学校の校舎が吉祥寺にあったのですが、その後相模原市に移転しました。日本にもさまざまなタイプのシュタイナー学校があって、幼稚園と小学校だけですと、ものすごい数があります。ただ小中高一貫で学校法人化している学校は、僕が通っていたシュタイナー学園だけでした。
*シュタイナー教育=オーストリア出身の哲学者で思想家のルドルフ・シュタイナーが、1919年にドイツで始めた教育実践のこと。子どもの体と心の発達観に基づく12年間の体系的なカリキュラムがある。知性だけでない子どもの心や体、精神性をも含めた全人教育を目指す。教育とは子供が自由な自己決定のできる人間となるための補助であり、大きな意味での芸術行為と考えられている。

シュタイナー学校について、もう少し詳しく教えてください

日本と世界のシュタイナー教育は細かいところで違う部分もあるので、自分が体感した教えをもとに話します。僕が通った学校を含め、日本では高等部まであるシュタイナー学校が4、5校あります。小中高の12年間で似たようなカリキュラムをこなしながらも、シュタイナー教育は地域性を重んじるので、ある学校では田んぼを耕したり、また別の学校では家造りが行われたりします。演劇もやりました。教科書がなくて、授業がすごく面白いんです。

教科書がないのですか?

先生が黒板に書いて教えてくれることを、僕ら生徒が自分たちで上手くまとめながら、真っ白なノートに書いていきます。小学校の6年間は白黒の筆記用具を使ってはいけないという決まりがあって、絵を描くのも字を書くのも色のある筆記用具を使います。最初はずっとクレヨンで、高学年になると色鉛筆を使うんです。

どうして色鉛筆を使うのですか?

生徒に何故色を与えるかというと、白黒より色彩を見ている時の方が、子どもは心が豊かになるという考え方に基づいているからです。自然界に、完全なモノクロの色合いは存在しないので。それと、学校での色鉛筆の使い方も独特で面白いんです。

どんな風に使うのですか?

先生が授業で「何年生の何学期の何週目には、ギリシャ神話のある神話について習います。その神話に出てくる神様の絵を描くにあたって、何色が必要です。だから皆さんにこの色を差し上げます」と言って、生徒に決まった色の色鉛筆を配ります。僕たちは、手元にだんだん色が増えていくんです。でも、僕はモノクロの絵の方が好きです (笑)。

天邪鬼ですね。

モノクロの方が、自分で想像できる幅が広いと思います。モノクロの中にも色味がありますよね。グレーがかった黒とか、白っぽいグレーとか。色の濃淡が面白いです。

高校時代は音楽の勉強のために、カナダに留学されました。

留学先はカナダのモントリオールです。音楽の勉強という理由がないと、正直両親を口説けませんでした。

具体的にどんな音楽を学ぼうとしていたのですか?

音楽で何かをやるというよりも、実際は語学習得が目的でした。知らない世界を自分の目で見てみたかったんです。

でもモントリオールですと、英語も話しますが、フランス語圏ですよね?

はい、困りました(笑)。学校は英語での会話でしたが、街の中は基本的にどこに行ってもフランス語がメインで、英語がサブ言語の扱いでした。英語が通じず、フランス語でしかやりとりできない地域もあるぐらいで。

何故モントリオールを選んだのですか?

移民が多くて、英語が聞き取りやすい国ということで、行き先をカナダと決めていました。日本人も住みやすいと聞いていたので、学生生活を送る上ではいいかなと。モントリオールは、当時15歳の僕にとって漠然と行きたい街でした。でも今思えば、もっと刺激の多いエッジの効いた場所を選ぶべきだったのかも。1年で飽きてしまったんです。

映画祭もある街なのに、飽きてしまったのですか?

モントリオールは、日本から見ると映画が盛んな印象がありますが、現地に住んでいるとあまり映画のイメージがありません。グラフィックデザインやスケートカルチャー、それに音楽の文化がやっぱり強いですね。ジャズフェスティバルがすごい人気です。映画祭は2つあるのですが、僕は行ったことがないです。留学していた時は、まだグザヴィエ・ドランの存在を知らず、帰国後、僕のデビュー作『2つ目の窓』を撮り終わった直後に、ドランの映画の『マイ・マザー』と『胸騒ぎの恋人』を観て、「うわああああ」となりました(笑)。

衝撃を受けたのですね。

僕の出演した『2つ目の窓』がカンヌ国際映画祭へ出品されることになり、カンヌに行くと、なんと現地にドランがいたんです。ドランを見かけて、いきなり彼に手を差し出して、「好きです!」と握手をしに行きました(笑)。だからこそ、今、留学するとしたら、モントリオールを選ぶ意味合いが変わると思います。グザヴィエ・ドランのいる街ですし。今は映画人として行くべき街だと思っていますし、できれば映画祭で呼ばれて、また行ってみたいです。

中学2年までシュタイナー学校で、沖縄の公立中学に転入後、カナダで高校生活を1年過ごされています。以前、「平凡な高校生役はむしろ自分には特殊な存在」とインタビューでおっしゃっていましたが、自分の経験していない平凡な高校生の役を演じていて、どんな風に感じますか?

作品を通じて感じるのは、「日本の学校生活は退屈だ」という考え方が根底にあることです。日本には「退屈だな」というセリフを言う学生の役が多くて、僕自身、面食らうこともあります。だから観ている人も余計に、「学生とは退屈なものだ」と感じるのでしょうか。退屈を訴えている人間が何かに巻き込まれていく話も多いですよね。

学生時代を退屈なものにしないためには、どうすればいいと思いますか?

学校生活が有意義なものになるかどうかは、誰と出会うかにもよりますし、根本的には自分次第だと思います。もちろん仲の良い友達がいれば、楽しいとは思いますが。

今回主演されている『二度めの夏、二度と会えない君』は、虹郎さんの顔のアップシーンがものすごく多いですね。

そうなんです。観ている方が、僕のアップに耐えられるかなと(笑)。

撮影に入る前に、こんなに顔のアップが多い作品だと気づいていましたか?

今回の作品はナレーションも多く、台本に指示が書いてあったので、撮影前になんとなくわかっていました。でも撮影に実際に入って驚いたのは、目のアップまであったことです。「うわ、カメラがすごく寄る」と思っていました(笑)。

『二度めの夏~』で演じた篠原智は、不治の病に冒された自分の好きな森山燐に対して抑えきれずに放った言葉を言い直したくて、タイムリープの後、同じ夏を過ごします。映画でもっとも重要な病室で燐と向き合うシーンを、タイムリープ前と後のバージョンを同じ撮影日で一気に撮ったそうですが、何が一番大変でしたか?

気力ですね(笑)。人が亡くなるシーンでの計り知れない感情や、シーンを演じきる使命感があるので、どうしても気を張ります。結末が違いますが、同じシーンを2度演じるので、1回ごとに違う感情を吐き出すのも大変でした。

近作の『武曲 MUKOKU』も、死を主題としていました。

死に関係する作品に関わらせていただくことが多いですね。デビュー作の『2つ目の窓』も『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』も、死をテーマとしていました。

人が死ぬことを、どう捉えていますか?

死について語り出したら、話が長くなります(笑)。死は、身近なところにもありますよね。動物と一緒に暮らすと、必ずその死に向き合うことになる。知っていますか? どの哺乳類も、一生で心臓の鼓動の回数が平均で20億回と決まっているそうです。

初めて聞きました。

人間を含む哺乳類は、1呼吸に対して4回心臓が動いています。哺乳類ごとに鼓動の速さが違うだけで、人類も哺乳類もおおよそ命の長さが決まっています。今回の『二度めの夏~』の燐は、病気ですよね。限りある命の中でも、病気になったり事故に遭ったりする人がいる。何とかして治してあげたい気持ちもあるけれど、ある種それも宿命だと思うと、どうしようもないという感情もよぎります。

ドラマ『仰げば尊し』でトランペットを吹かれたように、最近は音楽に関係するお仕事が多いと思います。『二度めの夏~』では学生バンドを組んで、ギターを弾かれますね。劇中で音楽をやる際に、お母さんに相談されることはありますか?

特に相談はしません。ですが、僕が劇中でボーカルをするとなると、歌なので話は変わってくると思います。母は、歌はめちゃくちゃ素敵ですが、ギターは弾けないんです。基本的に、譜面が読めないので。

(C)赤城大空・小学館/ 『二度めの夏、二度と会えない君』パートナーズ

お母さんは、譜読みをされないのですか?

デビュー曲の『HORIZON』をレコーディングする際にギターをもらって弾こうとしたのですが、弾けなくて挫折をしたらしく(笑)。そのギターを僕がもらって、家で練習していました。

『二度めの夏~』に出てきたギターが、お母さんからもらったギターですか?

映画に出てきたギターは用意されていたものでした。母からもらったギターは、タカミネ(*)のアコースティックギターですね。
*タカミネのギター=ジョン・ボン・ジョヴィ、トッド・ラングレン、アヴリル・ラヴィーン、佐野元春、長渕剛、松山千春、前田亘輝など、国内外の一流ミュージシャンも使用する老舗ギターメーカー。

音楽、映画、アート、本などで、一番影響受けたものは何ですか?

僕の人生は、そこらじゅうからいろんな影響を受けているので、一番というのは難しいですね。音楽ですと、日本ではハナレグミが好きです。もちろん、うちの母親もアーティストとして、すごく素敵だと思います。

以前、園子温さんの『ヒミズ』を好きな映画として挙げていらっしゃいました。

俳優をしていてもしていなくても、誰しも自分よりほんの少し歳上の俳優がすごい演技をしているのを観ると、嫉妬を覚えたりしますよね。ある世代の人に聞くと、それが窪塚洋介さんの『GO』ですし、別の世代だと松田龍平さんや新井浩文さんの『青い春』ですし。僕にとってそう感じた作品が、『ヒミズ』だったんです。自分と2つ3つしか歳の変わらない先輩俳優を観て、「なんじゃこら!」と思いました。主に染谷将太さんに対してですが、染谷さんだけでなく他の俳優さんにも目を奪われましたし、作品全体としても相当衝撃を受けましたね。

俳優として視界が開けた瞬間や、自分が成長したと思えた瞬間はありますか?

毎作品ありますね。でもやっぱり大きかったのが、昨年、今年と経験した舞台です。岩松了さん作・演出の『シブヤから遠く離れて』と、鵜山仁さん演出の『エレクトラ』。あと映画ですと、『武曲 MUKOKU』ですね。羽田融の役が羽ばたいたように感じた作品だったので。トラウマを抱えた役ではありましたが、演じてみて、解放されたような気持ちになりました。

3年後、5年後、10年後の自分はどんな風になっていると思いますか?

もっと素敵な人間になっていますよ。確実に!もっと素敵な男になっていると思います。

知識や経験も含めてということですよね?

そうですね。この仕事をしていたら、知識を蓄えることはできると思います。

自分の行っていることで、もし日本や世界を変えられることがあるとすれば、それはどんなことだと思いますか?

僕ら若い俳優がわかりやすく世の中に変化を与えられるとしたら、まず若者の心を動かすことだと思います。俳優は若者に希望を与える仕事であると同時に、人の心を傷つける仕事でもあると思うんです。『二度めの夏~』は恋愛の話ですが、劇中で人が亡くなるので悲劇ですよね。映画を観る行為は、他人の人生を疑似体験することです。もし人の死ぬ映画をたくさん観ている方がいたとしたら、死に対して感覚が麻痺してしまうかもしれないですね。

麻痺ですか……。

僕も映画をたくさん観すぎたせいか、人が亡くなるシーンが近づいてくると、「死んだ人に対するこういうお芝居ね……」なんて時々いやらしいことを思ったりもして。もちろん映画は、現場でスタッフと演者が試行錯誤を繰り返した結果、結晶となり得たものだけがスクリーンに映っているので、一つひとつのカットは素晴らしいものです。でも個人が本数を観すぎてしまうと、実際には体感していないのに勝手に理解した気になる。今は、いろんなことに対して感覚が麻痺している人が、僕を含め多いのではないかと思います。そうは言いながらも、僕は映画を観続けてしまうのですが(笑)。

社会で起こっていることで気になることはありますか?

この間、ベトナムに遊びに行ってきた時の話です。路上で声をかけてくる客引きの人たちが、観光客を狙って、お金をだまし取っていくんですよね。彼らも純粋にお金が必要なだけで、本当は悪い人じゃないと思います。東南アジアのよくある光景ですけれど、もし戦争が起こるとしたら、こうした小さないざこざから始まることもあるのかなと思いましたね。

以前、インタビューで「SNSを使うことで全人類の距離が近くなっていて。結局、映し出された表面の結論で、今という時代は判断される」と話されていました。本来であれば映しだされるまでのプロセスが大事なのに、上がった写真を表層的に見て、「かわいい!」などと瞬間的に判断されることが多い昨今です。Instagramや写真、歌詞などで自分を表現する時、何に気をつけていますか。

最近、SNSなどであまり言葉を書かなくなりました。WEBの媒体さんは話として置いておいて、人がお金を出して買うもの以外に、僕らが無料で何かを表現してどんどん晒すということは、やがて怠惰に結びつくような気がして、少し抵抗を覚えるようになりました。SNSやWEBに写真を含めた情報が流れていくから、みんなそこに価値を見出すと思うんです。

それでもSNSは面白いと思いませんか?

SNSは面白いし、世界と簡単に繋がれることは、良いことだと思います。それを楽しめるうちは良いのですが、人間にはどうしても承認欲求があるので、“いいね!”の数字に囚われることがありますよね。承認欲求に負けてしまう人が多いと思います。実際僕も負けていた時期がありますし。今ではあまり気にしないですが。

どうして負けなくなったのですか?

それは僕の中に「SNSに大きな価値を見出さない」という考えが生まれたからではないでしょうか。もともとエンターテイメントは生モノで、生で観て初めて成り立つものです。ライブがあれば足を運び、映画や芝居を観るために劇場に行って、写真展はギャラリーに観に行く。でも今は生で観に行かなくなって、映画もライブも下手すると写真展も、SNSやデバイスを通じて眺めたりしますよね。生で観ること、接することが本質だと思えるようになったから、承認欲求にも負けなくなったのだと思います。でも難しいですよね。一つ技術が進めば、必ず何か問題は出てきます。世の中に、問題のないことなど一つもないですし。

それでは最後の質問です。虹郎さんにとって、成功とは何ですか?

成功とは失敗ではないでしょうか。たとえ成功したとしても、本人がその価値や重みを知らないと、おそらく成功する意味すらないと思います。

村上虹郎 Information

The Truth

『二度めの夏、二度と会えない君』
9月1日(金)より新宿バルト9他全国ロードショー

原作:©2017赤城大空『二度めの夏、二度と会えない君』(小学館「ガガガ文庫」刊/ガガガ文庫10周年企画)
脚本:長谷川康夫 監督:中西健二
スクリーンナンバー:たんこぶちん&Primember「遠距離恋愛爆撃ミサイル」「さよなら監獄教室」「TIME」「グライダー」「蝉時雨ライダーズ」(YAMAHA MUSIC COMMUNICATIONS)
エンディングテーマ:たんこぶちん「夏のおわりに」(YAMAHA MUSIC COMMUNICATIONS)
製作:『二度めの夏、二度と会えない君』パートナーズ(木下グループ/小学館/ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス/バンダイビジュアル/U-NEXT/デスティニー)
配給:キノフィルムズ/木下グループ
© 赤城大空・小学館/「二度めの夏、二度と会えない君」パートナーズ

公式HP:www.nido-natsu.com
Twitter: @nidonatsu