ON COME UP
#5 | Sep 10, 2015

クールビューティな19歳、モデル・女優 三吉彩花の描く自身の成長

Interview: Hamao / Text & Photo: Atsuko Tanaka / Photo Retouch: Toshiko Nagai

未来に向かって躍動する人たちをフィーチャーする“On Come Up”。第5回目のゲストは、10月からスタートする日本テレビ系連続ドラマ「エンジェル・ハート」で、初のヒロイン役を射止めた三吉彩花さん。小学一年生の頃から読者モデルを始め、モデル業はもちろんのこと、数多くのドラマや映画でもその活躍ぶりが見られる。芯の強さを感じさせる若干19歳の彼女は何を感じ、未来をどう描いているのかを語ってもらった。
PROFILE

モデル/女優三吉 彩花

1996年生まれ。雑誌「セブンティーン」専属モデル。映画「グッモーエビアン!」、初の主演映画「旅立ちの島唄~十五の春~」で、第35回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞。その後「ロストデイズ」「GTO」等のテレビドラマにも出演。
現在、「メレンゲの気持ち」でMCとしてレギュラー出演をしており、2015年10月期・日本テレビ系連続ドラマ「エンジェル・ハート」に初ヒロインとして出演決定。

三吉彩花

このお仕事を始めたきっかけ

まだ幼い頃、母と買い物に行った時に、たまたま小さい子が出るファッションショーのイベントに出くわして、「あのランウェイに自分も立ちたい」と思ったのがきっかけです。自分から興味を持ったものだったので、親も応援してくれて、小1から読者モデルを始めました。

自分のスタイルを言葉で表すと?

クール。可愛らしさとか、そういったものはあまり普段の自分になく、自分で求めているものでもなくて、割と落ち着いていたり、クールだったり、ちょっと芯の強そうな女性になりたいっていう願望があるので、クールかなと。

いつからそのスタイルに?きっかけはありましたか?

割とずっとこんな感じでした。中学生の頃から周りの子とキャッキャするよりかは、落ち着いた感じだったので、特にきっかけはなく、気付いたらって感じですね。

オリジナルでいるために気をつけていることは?

もちろん他の女優さんや、モデルさんを見て憧れたりもするんですけど、自分らしくいることをいつも忘れないようにしています。でも、じゃあその「自分らしさって何?」って聞かれると、特にこれってないんですけど、モチベーションや、スタイル、周りの人へ感謝する気持ちとか、人として皆に憧れられる存在になりたいというのがあるので、そういうところを気をつけるようにしています。

最近気付いた自分に足りないことや、克服したいことは何かありますか?

いっぱいありますね(笑)。足りないっていうか、例えば今ドラマの稽古でアクションをやってるんですけど、やっぱり稽古中は100%その役になりきれなくて、恥ずかしさだったり、出来なかったらちょっとネガティブになりがちで。でも本番になるとスイッチが入って、フッと変わって、そのオン/オフが激しすぎて、もうちょっと最初からスイッチが入って出来たらいいのになって最近気付きました。

10月から放送される日本テレビ系連続ドラマ「エンジェル・ハート」のヒロインが決まった時の気持ちはどんな感じでしたか?

正直なんとも言えない気持ちでした。この業界に入って、いつかは絶対ヒロインをやりたいと思っていたし、今でも連ドラの主演をやりたいという気持ちはあります。今回のお話を頂いた時、すごい嬉しい気持ちがあるのと同時に、原作がすごく人気な漫画なので、シャンインという役のイメージが出来上がっているファンの方に対して、そのイメージを崩したくないというのもあったのですが、自分なりの解釈の仕方で演じたいという気持ちもあります。共演させて頂く方々も素晴らしい方ばかりなので、そこでヒロインをやらせて頂くのは、最初はやりきれるか不安の方が大きかったですが、今はもう体当たりで楽しく頑張ろうって思っています。

通っていた学校はあなたにとってどんな場所でしたか?

先生も生徒も挨拶が出来る、とてもいい学校でした。人として挨拶って大事だと思いますし、礼儀とかも学べたので、すごくいい学校だったなって思います。お仕事で学校を休んだりすると、その分単位が取れなくて大変だったので、楽しい思い出より、追いつめられた時の方があったかな〜って思ったりしますけど。でも今は高校に戻ってみたいというか、高校を母校訪問みたいな感じで行ってみたいなって気持ちはあります。

活動の中で学んだことのうち、学校教育では教えられなかった大事なことはありますか?

芸能の上下関係は、学校の上下関係とは少しジャンルが違って、年齢だけじゃないので、そういう意味で目上の人に対しての接し方や挨拶、そして周りの人への気配りなどを大事にしておくべきところだと思います。スタッフさんや裏方の方から見ても、また私と一緒に仕事したいなって思ってもらえるような人になりたいです。

あなたにとって「個性」とは何ですか?

私の個性は頑固。意思が強いというか、合わせるところは合わせますけど、「これは絶対に曲げたくない」ってことは絶対に曲げないですね。ファンとの距離が近いと思われることもあるんですけど、ファンを大事にする仕方とか、自分のスタイルの見せ方とかは曲げないです。誰でも一つは個性があると思いますし、個性こそ自分の自信に繋がると思うので、周りの人にどう思われようと、それを潰してしまわないように、存分に発揮してほしいものですね。自分の個性がこれって言える人はすごく素敵だと思います。

女優の仕事で一番嬉しいこと、一番大変なことはどんなことだと思いますか?

嬉しいことは、基本的に演じることがすごく好きなので、自分じゃない役になりきれるという、演じるならではの楽しさですね。ドラマや映画を見た人から、多くの反響をもらえたり、私のことを知らなかった人でも作品を通じて、過去に出演した作品を見てくれたりとか、そういったことは嬉しいです。大変なことは、経験もまだそんなに積んでないですし、そこまで言えるほどの女優になってないので、大変なのは当たり前かと思います。もっと色んな苦労をしてる方々はたくさんいますし、そう思うと意外と大変だと思う事はないです。

役作りをするのに、こだわりを持ってやっているトレーニング方法は何ですか?

その時の作品にもよります。初めて映画で主演をやらせて頂いた「旅立ちの島唄〜十五の春〜」では、沖縄の南大東島に住む女の子の設定だったので、島の人となるべくコミュニケーションを取って、皆さんと仲良くして、島になじむということをメインにやったりしました。「エンジェル・ハート」では、暗殺者として育てられるという役で、アクションも完璧にこなさなければならないので、初めてアクションに挑戦し、トレーニングしたり、人の動きを観察したり、色々な音を敏感に聞き取れるようにしたり、0から100までの役作りをしっかりやらないといけませんでした。感情を捨てて、無の状態でただ人を殺し、褒められても嬉しいという感情さえ分からないような役ですが、変に感情の役づくりをするというよりは、私も物語を通して、シャンインと一緒に成長していけたらいいなと思います。モデルの時は食事制限したり、トレーニングしたりしますが、食べる事が好きなので、運動をするなど、無理なくダイエットすることが多いです。

今の仕事をやっていなかったら、何をやっていたと思いますか?

保育士です。親も保育士をやっていた時期もあって、昔から子供が大好きです。保育園限定です(笑)。小学生とかも好きなんですけど、生意気になってくるので、そこがまたかわいかったりもするんですけど、、、まだ首が座ってないくらいの赤ちゃんが特に好きです。一人っ子で、兄弟が欲しかったので、親戚の子供とか可愛くてしょうがないですね。

これまで生きてきた中で、一番の後悔を教えてください。

うーん、ないかも。忘れてるくらいのレベルはあるかもしれないですけど、そんな大したことなかったんでしょうね。

憧れの人や尊敬している人は誰ですか?

この人っていうのはあまり限定したりしないんですけど、最近アクションをやっているからか、勉強のためにもアンジェリーナ・ジョリーさんの作品をよく見ていて、生まれ変わったらアンジェリーナさんになりたいくらい、めちゃくちゃかっこいいですね。女優として、いくつになっても芝居じゃないナチュラルな演技をしっかり出来るようになりたいという目標があるので、そういう意味では、深津絵里さんのお芝居はすごく透明感があって、自然で等身大の人の役なのに、すごく引き込まれるので、とても素敵だなと思います。

“大人な女性”と聞いて、どういう女性を思い浮かべますか?

大人の色気だったり、少女みたいな透明感だったり、すごく芯の強い感じだったり、そのページ、ページで全然違う人になれる女性はすごく魅力を感じます。若くしてそれが備わっている人もいますけど、色々な魅力が出てくる人は大人でいいなって思います。

好きな歌、映画や本などで一番影響を受けたものは?

あまり影響を受けるということはないですね。。。でも、韓国は文化や食事など含めてすごく好きで、最初は音楽から入って、文化や伝統や食文化などに広がっていきました。それ以外はそんなにないですね。映画だと重たい作品や実話など、見た後に考えさせられる作品が好きで、最近では「チョコレートドーナツ」という作品がすごく好きで、3回くらい見に行ってボロボロ泣きながら、色々考えました。「トガニ 幼き瞳の告発」も大好きな作品で、実際にあの映画が公開されたことによって、その学校が閉鎖して、法律が変わるという事実が起こったので、映画がきっかけで国を動かすことが出来るって考えたら、皆考え方を変えれば、何かもっと出来るんじゃないかと思うので、そういう作品ってとてもいいなって思います。

自分のやっていることで、日本や世界が変えられるとしたら、どんなところだと思いますか?

今は、まだ分かりませんが、私が大人になって、日本のたくさんの人から認められる女優になった時に、ドキュメンタリー番組のような場で、日本にとって何が大事なんだろうかって、語れる様になっていたいです。

他人が思う自分の像と、実際の自分自身との差があると感じる部分を教えて下さい。

ほぼ全部です。素の自分を知っている人は親友と両親とマネージャーさんくらいで、常に差はありますね。「ロストデイズ」というドラマでは、すごく性格の悪い役をやって、本当に私がそういう人だと思われて。それは女優として、とてもいい褒め言葉ですが、やっぱり傷つくことはあります。

一気に視界が開けた瞬間や、自分が成長したと実感した出来事があったら教えて下さい。又、その時の感想も教えて下さい。

あるとしたら、「エンジェル・ハート」が終わった時だと思います。すごく達成感もあると思うし、仕事に対しての考え方も変わってくると思うので、この作品が終わったら、多分今までで一番開けるんじゃないかなって思います。覚悟を持って挑まなきゃいけない作品ですし、まだ自分が経験したことがないことが多いので、不安もあるし、悩みもたくさん出てくると思いますが、それを超えたら何かあるんじゃないかと思います。

3年後、5年後の自分はどうなっていると思いますか?そして、どうしたらそれになれますか?

短期でいいので、韓国なりアジアなりちょっと住んでみて、どういう感じなのか見てみたいです。韓国は2、3回お仕事させて頂いたことがあるのですが、そこをさらに広げて行きたいので、韓国で仕事をして、もっと韓国のこと知りたいって思います。3ヶ月でも半年でも向こうに行ってみたいです。いい刺激を吸収して、厳しいレッスンとかたくさん受けて、いいものを得たいですね。韓国の魅力ってたくさんあるんですけど、センスがいいなって思うし、ご飯も街並みも音楽もファッションもビビッと来たんで、自分にすごく合うんですよね。

ヘアメイク paku☆chan〔ThreePeace〕
スタイリスト 福田春美
衣装協力: HISUI@HISUI (ZEROZEROESUESU Inc.)
Tel. 03-6410-4004
取材コーディネート協力: Makoto Komiya

三吉彩花 オフィシャルInfo