ON COME UP
#13 | May 10, 2016

「ViVi30周年記念専属モデルオーディション」でグランプリを受賞してから3年。今春、大学を卒業し、モデルに専念する立花恵理の目指す未来

Interview: Hamao / Text & Photo: Atsuko Tanaka / Photo Retouch: Toshiko Nagai

未来に向かって躍動する人たちをフィーチャーする“On Come Up”。第13回目のゲストは2013年に「ViVi30周年記念専属モデルオーディション」でグランプリを受賞し、現在ViViの専属モデルとし活躍している立花恵理さん。他にも「GINZA」や「装苑」始め多くの雑誌や、「台湾『爽健美茶』」のCM、「TOKYO GIRLS COLLECTION」などのファッションショーに出演するなど、活躍の幅を広げている。今年の春に大学を卒業し、モデル業に専念できる体制が整った今、どのような活動を目標にしているかなど聞いてみた。
PROFILE

モデル立花恵理

1993年生まれ、22歳。岐阜県出身。 「ViVi」が創刊30周年を記念して開催したオーディションでグランプリを受賞。 「ViVi」専属モデルでありながら、ファッション感の強いアイテムもさらりと着こなすセンスで「SPUR」や「GINZA」、「装苑」などモード誌でもひっぱりだこ。「ユニクロ」や「ワールドウェディング」、「台湾『爽健美茶』」のTVCMにも出演し、今年から芝居にも挑戦し活動を広げる。

立花恵理

モデルになることを志したきっかけは何ですか?

中学生の頃から雑誌でモデルを見るのが大好きで、ポップティーンやセブンティーンなどの雑誌を買ってよく見ていました。その頃はまだ憧れだけで、自分がモデルになれるとは思っていませんでしたが、修学旅行で東京に来た時にスカウトされて、すごい遠い世界だったことが少し近くに感じられるようになりました。

小さい頃はどんなお子さんでしたか?

小さい頃は活発で運動するのが大好きで、鬼ごっこしたり、木に登ったり、遊具で遊んだりと、結構ワンパクな子供でした。

持久走が得意とお聞きしましたが、スポーツは何をされていたんですか?

小学生の時には新体操、中学生の時にバレーボール、そして高校でバスケットボールをしていました。ちなみに、高3の時にスポーツテストの20メートルシャトルランで110という記録を出したことがあります。今もそのレベルにいるかは分からないですけど(笑)。

自分のスタイルを言葉に表すと?

モデルとしての今の自分と、なりたい自分がまだ一致していないので、スタイルはまだ確立出来ていません。 ViViの専属モデルをやらせて頂いたり、GINZAや装苑などの雑誌に出させて頂いて、色んな表情が出来るようになってきたとは思いますが、もっと表現の幅を広げていきたいと思います。他の雑誌もやらせて頂ける機会があれば、何でもやってみたいです。普段の自分のスタイルは割と昔から変わらな いですね。洋服も、前は突然違う格好をするのは勇気がいって恥ずかしいと思っていたんですけど、大人になってからは面白いと思えるようになり、周りの目を 気にしなくても自分がやりたいと思えることであればいいと思うようになりました。

立花さんにとって、個性とは?

アメリカに留学した時に自由で個性的な海外の人達を見て、私ももっと個性を出さなきゃと影響を受けて、オーディションに応募してみようと思ったので、自分がやってみたいと思うことを自由に表現し続けていけば、段々と個性が出てくるのだと思います。

モデルさんや女優さんで憧れる人はいますか?

水原希子さんが好きです。表情が豊かで、ハイブランドからストリートファッションまで、色んなスタイルを着こなされて、モデルとしても女優としてもいつも素敵でいらっしゃるので、すごく憧れます。他にも佐々木希さんや、市川沙耶さん、黒田エイミさんなどが好きです。私自身もモデルとして、一人の女性、人間として素敵な人になりたいです。

今年、大学を卒業されましたが、通っていた学校はあなたにとってどんな場所でしたか?

一番大きかったのは学校で友達と会えること。仕事で疲れても友達に会うと元気が出るし、励まされるので、学校は私にとって癒される場所でした。

学校で学んだ印象的なことは?

大学の時に留学した先で出会った友達や、日本に留学生として来ていた子達と仲良くなったことで私の世界が広がったので、教科書で学ぶことだけでなく、色んな世界を知れたのが良かったと思います。

活動の中で学んだことで、学校教育で教えてくれなかった大切なことは?

お仕事を始めてから、日々色々な方とお会いするようになって、人との繋がりがとても大事ということを教わりました。お互いが良い仕事をすることによって、また次の仕事に繋がっていくので、自分もしっかりしていないといけないですし、常に感謝の気持ちを持って人と接することの大切さを学びました。

大学2年生の時にViViの30周年記念専属モデルのオーディションを受けてグランプリを受賞されました。それが初めてのオーディションだったそうですが、それまでモデルの経験はなかったのですか?また、どういった経緯でオーディションを受けたのですか?

大学1年の時に名古屋でサロンモデルをやらないかと声をかけられ、「YABA COLLECTION」というファッションショーに出たのがモデルとしての初経験です。その時に、東京からゲスト出演で来ていたモデルの方に私もモデルになった方がいいと背中を押されたのですが、中々一歩を踏み出せずにいました。翌年、アメリカに短期留学して、そこで出来た友達が勇気のない私のために色々なオーディションを検索してくれたんです。その中にViVi の30周年記念専属モデルのオーディションがあったので応募してみたら、グランプリを受賞しました。

グランプリを受賞した時の気持ちは?

本当にびっくりしました。嬉しいのはもちろんだったんですけど、わけが分からなくなって、裏に戻った時に急に不安になって泣いてしまいました。でも、自分で選んだ道で出た結果だったので、そこが自分のいるべき場所と信じて頑張ろうと思いました。

オーディションを受けた時に気をつけたり、工夫したことはありましたか?

オーディションにはプロのモデルさんもいて、メイクもプロの方にやってもらうなど、慣れないことばかりで緊張していたので、なるべく自然体でいられるように頑張りました。

モデルのお仕事をするにあたって、普段から気をつけていることはありますか?

食べることが大好きなので、気をつけるようにしています。あとは、メイクをしたり、落としたりすることで肌に負担をかけているので、スキンケアはしっかりするようにしています。

モデルになって3年になりますが、やり始めた頃に比べて成長したという実感は?

最初はまずカメラに馴れるところから始まったので、それに比べて今はポージングや表情も自然に作れるようになって、見せ方が少しずつ分かってきたと思います。これからも、もっとバリエーションを増やして色んな表情を出来るように成長していきたいです。

モデルとしてのセールスポイントをあげるとしたらどんなところだと思いますか?

小さい頃から芸能界にいるわけではなく、大学まで一般の生活をしてきたので、読者の方にとっては親近感のある存在なのかなと思っています。ハーフモデルが多い中、私はハーフではないのでコンプレックスもあるけど、逆に純日本人のモデルにしかない魅力があると思うので、アジア的な要素をセールスポイントにして、ハーフじゃなくても素敵と思ってもらえるモデルになりたいです。

写真を撮られる時はどんなことを意識されていますか?

ポートレート撮影の場合は、あまり意識せずにその場の雰囲気で自由に動いていますが、ファッション撮影は洋服を見せるのが仕事なので、ここの部分を見せたいとか、どの持ち方だったら見えやすいとか、どうやったら形が綺麗に見えるかなどを考えます。

今後、女優としての活動も視野にありますか?

元々モデルに憧れてこの業界に入ったので、最初は女優をやることは全然考えていませんでした。事務所の方やメイクさんなどに女優をやらないのか聞かれるようになって、初めはとまどっていましたが、最近はチャンスがあれば挑戦してみたいと思えるようになりました。女優で色んな役をやることによって違う自分になれることを経験したら、モデルとしての表情の幅も広がると聞いたので、やってみるのも価値があると思っています。

立花さんにとって出身地の岐阜と学生時代を過ごした町、名古屋はどういう場所ですか?

岐阜と名古屋はどちらも自分の家族や親戚、友達など大切な人が多くいる場所なので、安らぎます。岐阜は田舎だけど、私にとって落ち着く特別な場所で、住みやすくて大好きです。私が初めて出た名古屋のファッションショー「YABA COLLECTION」に、去年の秋にゲストモデルとして出演させて頂きました。私にとってホームであるこの場所で、また参加できたことはとても嬉しかったです。

好きな音楽や映画、本はありますか?

好きな音楽はたくさんありますが、基本はブリンク-182やグリーン・デイなどの洋楽ロックかK-ポップをよく聴いてます。BIGBANGはずっとファンで、BoAも小学生から聞いてました。日本の歌はあまり聞かないのですが、ミスチルさんやHYさん、星野源さんなどが好きです。

プライベートはどう過ごしていますか?

休日は友達とカフェに行って、たわいもない話から、仕事のことや恋愛のこと、考え方などについて話してます。あとは散歩したりとか、大きい家具屋さんに行くのも好きです。

大人の女性と聞いて、どういう女性像を思い浮かべますか?

自分のことをよく理解していて余裕のある人だと思います。私はまだ子供だなと思う部分がたくさんあるので、大人になれるように頑張ります。

他人が思う時分の像と、実際の自分自身との差があると感じる部分を教えて下さい。

落ち着いていると言われることが多いけど、実際はそんなことないんです。どちらかといえば体育会系で、じっとしていられないことが多く、はしゃいだりもします。

この社会で起こっていることで気になることは?

たくさんありますが、平和になってほしいと思います。フランスでテロが起きた時も向こうに友達がいるので心配だったし、友達が海外に行く時も安心出来ず心配になります。

一気に視界が開けた瞬間や、自分が成長したと実感した出来事があったら教えて下さい。

留学に行ったことで自分の考えがすごく変わって、人生が一気に動いたと思います。今のお仕事が出来ていることも、その影響がとても大きいです。知らなかった世界を知って、とにかく行動することの大事さや、自分の意思で伝えて形にしていくという事を学びました。自分にとって絶対に必要な経験だったと思います。

自分がやっていることで、日本や世界が変えられるとしたら?

芸能界というキラキラした世界で、皆が幸せな気分になれるようなものを届けられたら良いなと思います。モデルとして憧れられる立場にいるので、私の考え方に共感してもらえたり、私がやっていることで元気をもらえたとか、考え方が変わったと言ってもらえると嬉しいです。これからも私自身が頑張ることによって、良い影響を与えることが出来たら良いなと思います。

3年後、5年後、10年後はどうなっていたいですか?

モデルとして私が憧れている人たちの場所、または更にその上に行けたらと思います。女優の仕事はまだ始めてないので分からないですが、3年後くらいには女優として何か良い作品が出来ていたらいいなと思います。5年後、10年後もモデルのお仕事を続けていたいですし、その時の年齢に合った雑誌に出ていたい。色々な雑誌で表紙を飾れるようなモデルになりたいです。

ヘアメイク:牧野裕大
衣装協力:The Dayz tokyo、MURUA

立花恵理 Information