クラインダイサム主催イベント「PechaKucha Night Special x MINI」に行ってきた【HIGHFLYERSの現場レポVol.4】

2016/07/22

様々な分野で活躍する日本在住の外国人をゲストに迎えてインタビューするコーナー「Bicultural Souls」に、6月のゲストとしてご出演頂いたクライン ダイサム アーキテクツさん。彼らが建築デザインを手掛けた日本最大のBMW/MINIブランド体験型販売拠点・「BMW GROUP Tokyo Bay」に、HIGHFLYERSメンバー達と行ってきました。クライン ダイサム アーキテクツさんは、代官山T−SITEなどの建築をしたことでも知られています。

BMW GROUP Tokyo Bay」は今月お台場にオープンしたばかり。今回は、クラインダイサムさん主催の毎月恒例のイベント「PechaKucha Night」が、MINIとコラボレーションし、特別にこの会場で行われるということで、前からとても楽しみにしておりました。

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会場内はBMWMINIがずらりと並んでおります。こちらではもちろん試乗が可能。私はMINIのClubmanに乗ってみました(写真左下/真ん中)。ただ運転席に座ってみただけですが、やっぱりいい車ですね。

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BMW GROUP Tokyo Bayはただの車の展示スペースではなく、お台場に来た人達がお茶を飲んだりふらっと立ち寄れるようなスペースを意識して作ったそうです。お台場に来る楽しみが一つ増えました。

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クラインさんとダイサムさんのお二人が、会場にて多くの来場者達を歓迎していらっしゃいました。来場者の方々も約半分は外国人で、オシャレで意識の高そうなインターナショナルなマインドを持った方々が多く見えます。

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左:マーク・ダイサムさん 右:アストリッド・クラインさん

PechaKucha Nightは、「20 IMAGES X 20 SECONDS」というコンセプトで、プレゼン者が20枚の写真を1枚につき20秒という限られた時間を使ってプレゼンをするイベントです。建築家は説明が多過ぎて、どうしても話が長くなる傾向にあったので、簡潔なプレゼンをするため、そのようなルールを設けたのがきっかけとのこと。自分のアイデアやストーリーをプレゼンしたい人であれば、誰でも歓迎だそうです。

今回のPechaKucha Nightのテーマは「Future Mobility」。BMWグループは今年で100年を迎え、100周年事業をこれから1年かけて各地で多数行うそうです。今回のイベントは、その100周年事業の一つとして、そしてBMW GROUP Tokyo Bayで記念すべき初めてのパブリックイベントとして、PechaKucha NightMINIのコラボイベントが実現したそうです。

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プレゼンは慶応義塾大学の学生であるDavid Chewさんの未来的な交通システム「ハイパーループ」から、建築家の西田司さんによる、今年のミラノサローネで発表され大きな話題を読んだという”Do Disturb”をキーワードにした新しいシェアのかたちのMINIのインスタレーション、そして、アーティストのUjinoさんによる車を使ったアート作品の紹介と強烈なインパクトのライブパフォーマンスなど、10組のプレゼンテーターが面白いプレゼンテーションを披露してくれました。

会場内にはワインやビールなどのドリンクもあり、ライブを観る感覚で、お酒を飲みながらプレゼンを聞けるのがとても素敵。

色んな世界で素晴らしい活動をされている方達を知れる貴重なこのイベントは、2003年から10年以上も続いています。今では世界の920以上もの都市で行われていて、何とPechaKucha Nightでプレゼンをした方が知事になった都市もあるそうです。続けるだけでも大変なことなのに、どんどん成長しているところが本当にすごいと尊敬します。東京では毎月行われていて、通常は六本木にあるSuperDeluxeでやっていて、次回のPechaKucha Nightは7月27日だそうです。イベントの詳細はPechaKucha Nightのホームページでご確認下さい。

現在クラインダイサムさん達が手掛けていらっしゃるGINZA PLACE(9月に銀座4丁目にオープン)の完成も楽しみにしたいと思います。

 

HIGHFLEYRSでのクラインダイサムさんの記事をはこちらから。

日本に来てから28年。初めて日本に来た時に見て衝撃を受けた建築物から、日本で仕事をすることになったきっかけや代官山 T-SITEのプレゼン時のエピソード、日本の好きな点や変わったらいいと思うところ、外国での活躍を目指す日本人へのアドバイスなどについて語って頂いています。

【HIGHFLYERSの現場レポ】Vol.1~Vol.3まではFacebookページよりお読み下さい。

 

文章: Atsuko Tanaka