渋谷最大級の商業施設「渋谷スクランブルスクエア」が明日開業!新たな渋谷の顔として世界に文化を発信するステージへ
2019/10/31
渋谷の新たなランドマークとして「渋谷スクランブルスクエア」第I期(東棟)がいよいよ2019年11月1日に誕生する。これは、世界に誇るターミナル拠点であり、常に鮮度の高い情報とコンテンツを世の中に提供してきた渋谷を、より魅力的な街にし、誰もが日本で一番訪れたい街にしようと動き出したプロジェクトの一環。2027年に開業を予定している第II期の中央棟と西棟と共に、渋谷が新たな文化を生み出すステージへと変貌を遂げ始めた。
今回開業する「渋谷スクランブルスクエア」は駅直結・直上で、渋谷エリアで最も高い約 230mを誇り、地上47階建て14階・45階から屋上の展望施設「SHIBUYA SKY」、17階から45階のオフィス、 15階の産業交流施設「SHIBUYA QWS」、地下 2階から 14階の商業施設で構成されている。 HIGHFLYERSは開業に先駆け行われた内覧会に伺った。
まずは、開業前から注目を集めているのが、約2500㎡という日本最大級の屋上空間を有する展望施設「SHIBUYA SKY」へ。渋谷のダイナミズムを体感できる新たな街のシンボルになるべく作られたこの施設の演出プランナーは、以前HIGHFLYERSにも登場した、真鍋大度氏率いるライゾマティクスが担当している。エレベーターを含む上昇空間「スカイ ゲート(SKY GATE)」、屋上天望空間「スカイ ステージ(SKY STAGE)」、屋内展望回廊「スカイ ギャラリー(SKY GALLERY)」の3つのゾーンで構成されており、14階入口からすでに完璧に演出されたデジタル空間と、渋谷のスクランブル交差点を真下に、360℃パノラマビューで渋谷周辺から関東を一望できる屋上の眺望の両方から刺激的な体験を味わえる(入場には別途料金が必要)。
そして地下 2階から 14階の商業施設には、日本初上陸7店、渋谷エリア初出店49店、新業態39店を含む全213店舗が集結した。日本初出店として注目されるのが、2018年にフランスのテレビ番組「ル・メイヨール・パティシエ」で優勝し、世界から注目を集める日本人シェフ、吉田守秀が手掛ける「モリ・ヨシダ・パリ」。看板商品は、らせん状にドレープを描いたクレームモンブラン(税込918円)。初出店に先立ち、HIGHFLYERSは吉田氏の単独インタビューを行ったので、そちらと合わせて彼のお店の魅力を感じていただきたい(インタビュー記事は後日公開予定)。
他にも、スペインのマドリードで60年以上愛される老舗レストラン「ホセ・ルイス」や、日本人によるカフェランキングで常に1位を獲得しているハワイの大人気ヴィーガンカフェレストラン「Peace Café Hawaii(ピース カフェ ハワイ)」、パリでミシュラン二つ星を獲得するシェフがプロデュースするベーカリーの「ティエリー・マルクス・ラ・ブーランジェリー」など、どのフロアにも初出店の話題は尽きない。また、新業態としては、TSUTAYAがスターバックスコーヒーを併設して渋谷の街を一望できるラウンジのようなワークスペースを手がけた「SHARE LOUNGE」にも注目が集まっている。
また、ON COME UPで以前インタビューした鈴木樹を始めとするトップバリスタを多く抱える丸山珈琲は、東京エリア発となるコーヒースタンド形式の店舗を構えた。コーヒーバッグ専門店として、簡単に本格的な味わいのコーヒーが楽しめるコーヒーバッグを常時10銘柄以上販売している。
オフィスエリアには、ミクシィやサイバーエージェントなどの企業が、また14階にはテレビやラジオ放送を生かしたデジタルコンテンツをはじめ、8K映像の上映など、近未来の最先端テクノロジーなどが体感できる「NHKプラスクロスSHIBUYA」も入り、渋谷がデジタルコンテンツ文化においても最先端の街であることが伺える。
渋谷スクランブルスクエアの他にもここ数年で次々と新たな施設が続々とオープンする渋谷。今後どのように変化し、時代を先取って行くのか、常にアンテナを張り巡らせていたいと思う。
Text & Photo: Kaya Takatsuna (写真は一部オフィシャルを使用)