踊絵師・神田さおりさんが「月酔祭」を開催
2016/08/13
有望な若手の方々を紹介するコーナー「ON COME UP」の2016年1月号でインタビューした踊絵師の神田さおりさんが、10月15日に与論島で「月酔祭」を行います。美しい海や夕日、音楽に踊り、そしてアートが満月の下に一つとなる、自然と笑顔に溢れたお祭りです。
さおりさんは幼い頃、バグダッド(イラク)とドバイ(アラブ首長国連邦)で育ち、今は世界中を旅しながら、様々な土地や人々との出逢いから得たエネルギーを踊りとペインティングで表現し続けるアーティストです。描いている肉体自らが絵の一部となり、空間を満たすパフォーマンスに世界中から出演オファーが集まっていて、近年はNISSANカレンダーアートワークや、FUJIROCK、Alfa Romeo TV CMや、Canon EOS 5D Mark III 公式ムービーにご出演し、VIVIENNETAMコラボドレスをVOGUE Nightにて発表しました。また、Dragon Ash 「Lily 」 のMVに出演など、様々な出会いにより新しい作品を生み出しています。
そんなさおりさんが主催する「月酔祭」は奄美諸島の南端、沖縄本島の北約25キロメートルに位置する与論島で行われます。与論島は別名“東シナ海の真珠”とも呼ばれる、珊瑚礁が隆起して出来た島。さおりさんは2012年にインドで出逢った知人に与論島に連れてこられ、自然の豊かさに満ちた美しい島に恋をしたそう。そして、与論島観光協会の観光課の方から満月の光の中で 絵を描く祭りをやらないかと声をかけられ、2013年と2014年に月酔祭を開催されました。
さおりさんは、月酔祭について「ON COME UP」のインタビューで以下の様に話していらっしゃいました。
「満月の光の下で、絵を描くお祭り「月酔祭」を与論島の観光課の方にオファーを頂きオーガナイズさせてもらっています。2013年、2014年と2回、台風と台風の合間に奇跡のように美しい満月に恵まれてお祭をさせていただきました。「祭」を創るということは 本当に大切なことだなぁと、つくづく感じます。祭は一方的に与えられる体験ではなく、参加者それぞれが各々の得意な事や大好きな事、チカラを持ち寄り合って、まあるく繋がる幸福感のシェアの場。共にチカラを注ぎ合う事ができるからこそ、「ありがとう」と恍惚の瞬間が訪れます。出演者やスタッフ、与論島まではるばる集ってくれたお客さん、与論島の皆さんと一緒に白い砂の上で笑って踊っている時に、魂がきらきらして祭を創ることの使命を強く感じ、続けて行こうと心に焼き付けました」
その第3弾となる月酔祭が10月15日の満月の夜に行われます。今までの参加者は島の方達が7割くらいだったそうですが、今年はより多くの島の皆さんにも一緒に楽しんで頂けるように、与論島かりゆしバンドを始め、与論島ご出身のアーティストの川畑アキラさんとCatch and Releaseのお二人にもご出演頂くそうです。
与論島の美しい海のそばで満月の光を浴びながら、美しい音楽と共に見るさおりさんのLIFE PAINT。想像するだけでも心がワクワクします。また、 石垣島出身のヴォーカリスト・宮良牧子さんが唄う「月酔唄」を 満月の光の中で、参加者全員で大合唱するそうです。皆さんの心が一つになって美しい祭になることでしょう。
最後に、さおりさんがお勧めする与論島の過ごし方を聞いてみました。
「映画『めがね』 のロケ地ともなったトゥマイビーチの美しい白浜で、 1日 ぽけ〜っとしながらかき氷を食べるも良し。大潮の時にだけ沖にあらわれる 真っ白い砂の浜 「百合が浜 」に渡り、 360度天国みたいなVIEWに酔いしれるも良し。エメラルド色の海で海亀が泳ぐ姿を見たり、シュノーケリングをして、竜宮城のような珊瑚の群生に うっとりするのも最高です」
10月もまだまだ海遊び出来るそうなので、遅い夏休みとして行ってみるのも良さそうですね。
「月酔祭」の詳細はイベントページにてご確認下さい。
https://www.facebook.com/events/1565964143697949/
日時: 2016年10月15日(土)サンセット時にスタート
場所: 与論島 茶花海岸ステージ
料金: 2000円 (全席自由/小学生以下無料) チケットは会場エントランスにて販売
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On Come Up 1月号 神田さおりさんの記事は以下のリンクからお読み下さい。
文章:Atsuko Tanaka