ブルーボトルコーヒー池袋カフェがオープン!淹れたてのコーヒーを味わいながら、目の前の南池袋公園でゆったりした時間を過ごそう【レポート】

2019/04/12

ブルーボトルコーヒーは、2019年3月22日、国内12店舗目となる「ブルーボトルコーヒー池袋カフェ」を東京・池袋の南池袋公園エリアにオープンした。水族館や展望台、劇場などのレジャー施設やショッピングセンター、オフィスなどが集結し、日本有数のターミナル駅として知られる池袋に、アメリカでコーヒーカルチャーを牽引し続けるブルーボトルコーヒーがついに登場。文化都市として成長し続ける池袋で、人々の日常に寄り添ったコーヒーを届けていく。オープン前日の3月21日は、プレオープンとして地元住人や通りすがりの家族などに無料でコーヒーやスイーツを振る舞った。

ブルーボトルコーヒーは2002年にジェームス・フリーマンがアメリカ・カリフォルニアのオークランドで創業したスペシャルティコーヒー専門店。現在は、サンフランシスコ、ニューヨーク、ロサンゼルス、ワシントンD.C.、マイアミ、ボストン、東京、京都、神戸など、世界で全68店舗を展開するまでになった。創業以来、デリシャスネス、ホスピタリティ、サステイナビリティを信念に掲げ、おいしさを徹底的に追求したコーヒーを提供している。また、自社のロースタリーから焙煎したてのコーヒーを配送できる地域にのみカフェをオープンすることで、おいしさのピークに合わせてエイジングしたコーヒー豆の販売が可能となった。

「ブルーボトルコーヒー池袋カフェ」は、池袋駅東口から徒歩5分のロケーション。既存の店舗と大きく違うのは、緑溢れる南池袋公園に面しているところだろう。南池袋公園は、ソメイヨシノが植わるサクラテラス、子どもたちが遊ぶことができるキッズテラスなどがあり、地元住人をはじめ近隣の町から池袋を訪れる感度の高い若者や家族の憩いの場とされている公園だ。また、スキーマ建築計画の長坂常氏によるカフェの空間デザインは、コンパクトなサイズながらも、ガラス張りのファサードによって、カフェと公園の繋がりを感じさせる開放的な空間に仕上がっている。

外観(左)と店内(右)Photo by Takumi Ota

店内は、白をベースにしつつも、柔らかな印象を放つ自然素材のウッドが基調の家具を設置し、温かみのある雰囲気に。外にあるコルクベンチに座って心地よい風を感じ、目前の公園を眺めながらコーヒーとペイストリーを楽しめるし、天気の良い日には芝生が広がる公園にテイクアウトするのも良いだろう。

左上:店長オススメのブレンド スリー・アフリカズと、チョコチップクッキー/右上:プレオープンの日に来場者に振る舞われたスイーツ/右下:ドリンクでの提供の他、コーヒー豆やコーヒー器具などの販売も行っている/左下:店内入ってすぐの正面には、木製ボードに描かれたドリンクメニューが並ぶ

ブルーボトル池袋カフェ店長の土岐は、2016年10月にブルーボトルコーヒーに入社し、「ブルーボトルコーヒー 品川カフェ」のバリスタとしてスタート。そして、2019年3月池袋カフェのオープンよりカフェリーダーを担当している。ブルーボトルコーヒーという会社について土岐は、「入社当時、バリスタ未経験に近かった私に多くのチャンスや挑戦を以前の店長が与えてくれたおかげで、今池袋カフェの店長になることができました。沢山のチャンスが溢れており、年齢関係なく意見を吸い上げていってくれる会社です」と話す。「池袋店をゲストにとって身近な存在のカフェになるような、池袋という街に根ざしたお店にしていきたい」と今後の展望を語った。

店長の土岐

店長オススメのドリンクは、 ブレンドコーヒーの「スリー・アフリカズ」。エチオピア2種類とウガンダのブレンドの豆で、フルーティな酸味、チョコレートを感じさせる口当たりとコクが楽しめて、春にぴったりのコーヒーです」とのこと。今度の週末は、ブルーボトルコーヒー池袋カフェでテイクアウトしたコーヒーを持って、目の前の公園の芝生でゆったりした時間を過ごそう。

Text & Photo: Kaya Takatsuna